2003年以来14年ぶりの母国チャンピオン誕生なるか!? 佐藤信人が語るナショナルオープンの重み

ニュージーランドの南にあるクイーンズタウンで開催されている「ISPSハンダニュージーランドオープン」。大会3日目も予選ラウンド同様にバーディ合戦となった。単独トップに立ったのは初日「61」のベストスコアを出したベン・キャンベル。17番パー5でイーグルを奪い、通算20アンダーで一歩抜け出した。

最終日の展望についてゴルフネットワークで解説を務める佐藤信人プロに話を聞いた。

3日間で20アンダーはすごいですね。初日からビッグスコアが出ていますし、決勝ラウンドに入っても3日目の今日はライアン・フォックスが63を出しました。明日の最終日は4日間の中では最も厳しいピンポジションになると思いますが、バーディ合戦の様相は変わらないでしょう。

首位のキャンベルは昨年、病名のわからない病にかかり、薬を服用する時期が4ヶ月ほどあってツアーから離れて休養していました。昨年のこの大会には出場できず、当時ニュージーランドの首相だったジョン・キーさんのキャディをやっていたそうです。

今年は開催地であるクイーンズタウンへ引っ越して、リハビリをしながら復活を目指していました。先週行われたニュージーランドPGA選手権ではプレーオフの末、惜しくも優勝は逃しましたが、好調をキープしています。

ニュージランド出身のキャンベルにとっては母国のナショナルオープンは特別な大会ですし、怪我からの復活優勝を期待したいですね。

2003年以来、ニュージーランド人が勝っていないので明日は地元の声援も大きいと思います。

上位陣では他にも、JGTOツアーメンバーでもあるマイケル・ヘンドリーや欧州ツアーを主戦場としているライアン・フォックスらはニュージーランド出身なので目の色を変えて戦ってくるでしょう。

ナショナルオープンはどの国でも特別な大会です。私も日本オープンのタイトルは獲ったことがないですが、優勝したい気持ちは今でもあるので毎年予選会へ参加しています。

ナショナルオープンはオープン競技なので他のトーナメントと違って、必ずしもシード選手ではなくても出場できるので今大会にも予選会から上がってきた選手が数名います。

ナショナルオープンで優勝したという肩書きは一生残るものですし、その国の人にとっては非常に重みのあるタイトルです。ヘンドリーも「ニュージーランドPGA選手権」では2勝していますが、「ニュージーランドオープン」では優勝がありません。

フォックスも今週開催されている欧州ツアー「ヒーローインディアンオープン」をスキップして今大会への出場を決めました。賞金もワールドランキング加算ポイントも圧倒的に欧州ツアーの方が上ですが、それでも自国のナショナルオープンに出場したいという気持ちの方が強いことを表しています。

14年ぶりの母国タイトル制覇へニュージーランド勢のモチベーションは高いと思うので明日最終日の戦いも楽しみです。

【大会3日目主な成績】

1位 B.キャンベル(-20) NZL
2位 B.ケネディ(-19) AUS
3位T B.パパダトス(-17) AUS
3位T M.ヘンドリー(-17) NZL
9位T R.フォックス(-13) NZL
36位T 武藤俊憲(-8) JPN
36位T 梅山知宏(-8) JPN
57位T 竹谷佳孝(-4) JPN
57位T 小鯛竜也(-4) JPN
65位T 薗田俊輔(E) JPN

『ISPSハンダ ニュージーランドオープン』
最終日は試合終了まで生中継!
3/12(日)午前10時~午後2時
※最大延長は午後5時まで

解説:佐藤信人プロ
現地リポーター:プロキャディ杉澤伸章
実況:薬師寺広

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